卒業生の声

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大学進学
Yさん
男性

09.東京福祉大学心理学部心理学科進学

[保護者様より]二年前、高一の夏に息子の数学をみて頂けないかとお願いした時は、その後息子が思春期うつになり、高校を自主退学することなど思いもよらないことでした。秋以降、息子が食事もとらず眠ることもままならなくなった時は、仕事を終えて帰宅したら、息子が〇〇しているのではないかと不安で、自宅に電話を入れたり、とり急ぎ帰宅することもありました。私自身も生きた心地がしない数か月でした。あの時もし三条さんにお世話になっていなかったら、と考えると、本当に恐ろしいです。NLPを学んだことで三条さんともつながりができ、教職員として中高を教えるようになってから、担当したクラスで不登校の生徒と出会ったり、大学の生徒で退学する子にも出会ったりして、私自身息子のことを「立ち直り、より自分にふさわしく幸せになる道を見つけられる人」だと思えるようになれたのは、やはり三条さんがいつも息子のかたわらにいて、じっと見守って下さったからだと思います。本当に感謝の言葉もありません。息子はもちろん、私にとっても、三条さんは命の恩人だと思っています。本当にありがとうございました。この二年半、力を尽くして下さり、御礼申し上げます。
※〇〇の部分は掲載を控えました
Yさんの様子の異変に気付く。高校を中退。
[代表より]Yさんは、私の知り合いの方の息子さんです。近所に住んでいらっしゃったので、Yさんの学習は、私の自宅のほうの教室で見ていました。私がYさんの異変に気付いたのは、Yさんが授業の途中によくトイレに行くようになってからのことでした。日ごとにトイレに入っている時間が長くなっていき、ついには1時間40分もかかってようやく出てきたこともありました。Yさんは、「トイレで眠ってしまった」とのことでしたが、毎回私の家のトイレで眠るというのは何か別の原因があるのではと思い、それ以降Yさんの様子を注視するようにしました。すると、ある時Yさんは、学習中に突然電池が切れたかのように、そのままの姿勢で白目をむいた状態で全く動かなくなってしまいました。やはりYさんは何かの病を患っていて特別な薬を飲んでいるのでは、と確信しました。案の定、お母様から抗うつ薬のようなものを服用していることを聞きました。ちょうど夏休みに入っていたので、その間に治療をしておきたかったそうですが、一向に治る気配がなく、結局秋に自主退学をしました。Yさんは、中学受験で最難関の共学中高一貫校に進学したのですが、高校になり学校の進度が速く課題も多くなったことで、段々とYさんの中で処理しきれなくなり、ある時一気に弾け虚脱状態になってしまったようです。ご家族の方は、このような状態になってしまったYさんの今後についてとても悩まれていました。
Yさんを全面サポート。自分らしさを取り戻し、志望校に合格!
そのような状況で私は、まずは普通の状態を取り戻していくことを優先し、それから今後の進路について考えていく方向で、週3回午前からお昼過ぎまで、Yさんの学習指導とカウンセリングをしていくことにしました。もちろん、ただ学習やカウンセリングをするばかりではなく、いろいろな話をしたり、Yさんの話を聞いてあげたりして、毎回通うのが楽しくなるようにしました。Yさんは、自責の念からか、長かった髪を丸坊主にして心機一転をはかっていました。私はアルバイトも勧め、彼は駅前のベーカリーで、週数回朝5時から9時頃までアルバイトもするようになりました。こうして月日が流れ、Yさんの関心は、楽器の演奏、そして心理関連職への望みなど、以前よりもだいぶ前向きになっていきました。ある時、「今度〇〇駅前のロータリーで路上演奏をしてきます」と言って、本当に実行していたのです。また、好きなミュージシャンもできて、ファンレターなども送っていました。こうして自分の拠り所がいくつも見つかって自分らしさを取り戻していき、大学も無事決まり、ようやく再スタートを切る状態にまでなりました。私は彼が、最後まであきらめずに通い続けてくれたことが嬉しかったです。人間何もしたくないときは立ち止まったっていい、また再び動き始めたくなったら動き始めればいい。私はそのようなことを彼から学んだ気がします。ありがとうございました。
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