大学進学
Yさん
女性
07.産業能率大学経営学部経営学科進学
- 部活がとても忙しくて受験まで間に合うか悩んでいました。しかも理系から文系に進路変更することになり、英語と国語をもっと高めないといけなくなりましたが、そのような時、本当に行きたいと思える大学が見つかり、秋のAO入試に挑戦してみることにしました。一次試験は、高校生の私にはとても難しい課題がたくさん出て大変でしたが、最後までご指導いただき、時には面接の練習でなかなかうまくいかなくて泣いてしまうこともありましたが、何とか合格することができました。またこの時期に受けていた模試では、国語が高得点を取れるようになっていました! 大学に入ったら、将来の夢をかなえるためにがんばります!!
- 志望学部は決まっていたが、部活が多忙で勉強のほうになかなか手が回らず・・・
- [代表より]Yさんは、高2の2月に入塾し、私は国語を担当しました。当初Yさんは、すでに将来就きたい職業が確定していて、当初考えていた志望校の試験科目は国語(現代文)と英語のみということでしたが、部活が忙しくかつ理系コースのYさんにとっては、それが精いっぱい受験勉強をして間に合うかどうかという状況でした。Yさんは、感情表現がとても豊かだったこともあり、現代文において小説文のほうはまったく問題なかったのですが、論説文はかなり苦手としていましたので、まずは論説文の読み方(全体、部分)や解き方(記述型、選択型)、そして語彙などを固めていきました。しかし、初夏までは部活がとても忙しく、いい成績がなかなか出せませんでした。
- オープンキャンパスをきっかけに、志望校が確定!秋のAO入試に挑むことにしたが・・・
- 夏になり、併願校の候補として挙がっていた産能のオープンキャンパスに参加したことがきっかけで、産能に対する印象が大きく変わって第一志望となり、秋に行われるAO入試を受ける流れとなりました。今のYさんの状況で、一般入試とAO入試を兼ねた対策は、非常にリスクが大きかったのですが、Yさんは、何が何でもAO入試で決めるという決意を固めていました。産能のAO入試は、まずエントリーシートにおいては、多くの質問に対してそれぞれ数百字の文字数を要する回答が求められており、さらにそれとは別に課題があり、今年度はシェアリングエコノミーに関する提案書をA4で8枚分作成するというものでした。しかも提案書は、本格的にマーケティングリサーチやインタビューなどを行う必要があり、それらは夏休みのほとんどの時間が奪われるほどの量でした。
- AO入試の課題で、本格的な提案書を作成することに
- この状況において、私はまずYさんのブランディングを構築し、出題者側の意図を読み取ったうえでエントリーシートの回答内容、文章構成等を指導しました。また提案書においては、Yさんの案が実用化可能となるために必要な資料やデータ等を集め、メリットやデメリット、仮想ライバル会社との比較、その案が数年後にもたらす効果など、多角的に検証していくよう指導しました。こうした状況でYさんは、夏の炎天下の中、多くの通行人にインタビューをしたり、いくつかの関連業者の担当者に電話でインタビューをしたり、また直接お会いしたりして、かなり積極的に進めていました。お母様も学校の進路指導担当の先生との情報交換を欠かさず、合格へとつながる情報をいろいろ集めてくださいました。
- 1回目、2回目は不合格。修正に修正を加えて最後の3回目に挑戦!
- AO入試は3回あり、1回目と2回目は、受験者のレベルが高かったようで落ちてしまいました。本当にどこまで完成度を上げれば合格できるのかが全くわからない状況で、とにかく提案書と面接の質問内容と応答内容の大幅な修正と追加を重ねていきました。試験前日の面接の練習では、Yさんの受け答えの様子をビデオカメラで撮影し、再生して確認している時に、Yさんは自分にダメ出しをして泣き出してしまいました。そこで私はYさんに、今回撮影したビデオカメラを貸してあげて、自分で改善していくように促しました。そして数日後、Yさんから合格の報告を頂きました。Yさんは試験前に、試験前日に貸してあげたビデオカメラに収録されている他の人たちの面接の様子を観て研究していたそうです。
- いつの間にか一般入試にも合格できるレベルに達していました!
- この4か月にわたるAO入試対策での経験により、Yさんはあらゆる面で成長したと思います。学力についても、この時期に受けたいくつかの模試の成績を見ると、国語が驚異的に上がっていて、志望校の判定も十分合格できる状態にまでなっていました。それは、AO入試対策で作文力がついたのと、絶対に合格したいという想いが大きかったのではと思います。私も勉強させて頂きました。ありがとうございました。