皆様にお伝えしたいこと1
私が長年の学習指導を通して、これだけは伝えておきたいということを、主に保護者の方に向けて、何回かに分けてお伝えしていきます。
真理や真実をつかんでほしい
- これまで長きに渡り、日々の学習指導を通して、小中高校のほぼ全ての科目の問題や事柄に、数多く対応してまいりました。さらに、推薦入試やAO入試などの対策において、志望理由書や小論文、その他オリジナルの課題についても、数多く対応してまいりました。こうした取り組みの中で、特に国語と歴史の教科に関しては、講義資料の作成を機に、さらに内容を深堀りしていく必要性を感じ、その都度探究していくようになりました。この作業は、いつしか趣味のようになり、仕事と趣味が混在しているような感覚で、多くの時間を割いて取り組むようになりました。そして、この頃から私は、自分が日本人として、また人類の一員として、これから大きく変わろうとしている時代の転換期に差し掛かったいま、次世代の人たちに受け継いでいきたい大切なことを、もっと伝えていきたいという思いが強くなり、生徒さんたちに対しては、毎回授業での学習内容を通して、何らかの真理や真実をつかんでほしい、という想いを込めて指導をしていくようになりました。これは、私が長い間、学習指導という職業にこだわり続けてきた理由が、ここでようやく理解できるようになったことを意味していました。
- 真理や真実というのは、多数決で決められるものではなく、権力者や専門家などによって定義づけられるものでもなく、また世間の空気感におされつつ判断していくというものでもありません。日々の様々な出来事や学びから、自らの力で本質をとらえる習慣を身につけていくことで、ようやく得られるようなものだと思います。したがって、私は今後も生徒さん自身が目の前にどのような問題や課題が立ちはだかったとしても、それを自らの力で本質をとらえ、真理や真実をつかみ正しい判断ができるように、という願いを込めて、日々生徒さんの指導に携わっていきたいと思っております。