麻布・栄光学園中学に合格しました!
小6のM君が麻布と栄光に合格しました!
が、地方の中高一貫校に進学しました。
M君は小2の終わりごろから当塾に通い始め
途中から大手塾にも通うようになりました。
日々勉強に勤しむようなことが大嫌いで
漢字や暗記は大の苦手。
ご両親はこのことが悩みの種でした。
しかし要領をつかむのがとても早く
国語の長文は一回読んだだけで
記述解答に着手することができ
算数の複雑な文章題を解く際も
開始5秒後には解き始めていました。
また模試を受ければ
全国すべての中学が合格圏に入るなど
驚異的な成果を挙げていました。
そんなM君が考えた志望校の条件は
自由放任的なイメージのある学校でした。
私は通学圏内の筑駒と麻布を薦めましたが
M君は栄光が一番気に入っていました。
それが秋になり状況が一転しました。
地方の全寮制中学に特待生で入りたい、と。
家族と離れた環境で過ごしたい、と。
これまでのあらゆる環境から解放されたい
という思いが伝わってきました。
できるだけ偏差値の高い学校に行きたい
という一般的な受験生のあり方は
M君の中にはまったくなく
自分にとって望ましい環境で過ごしたい
ということを第一に考えていたのでした。
そこでご両親は筑駒も受験することを条件に
地方の中学の受験許可を与えたのでした。
結果として第一志望の地方の中学に合格。
愛媛の愛光、麻布、栄光にも合格。
筑駒は凡ミスをヤラカシテしまい不合格。
そこで改めてどこに進学するのか
第一志望の中学と栄光で迷ったそうですが
第一志望の中学への意思を固め
無事中学入試を終えることができました。
ちなみにM君はその中学の入試において
4科の成績が受験生の中で一番だったそうで
入学式の新入生代表挨拶に
指名されたそうです。
その中学は医学科現役合格実績が
全国的にも非常に高い学校で
当初M君が求めていた
自由放任の校風ではないとは思うのですが
そのような中でも様々な経験を積み重ね
立派に成長してほしいと思います。
勉強に勤しむことが大嫌いなM君。
そんな状況を心配し続けてきたご両親。
ほとんど地頭力で模試を高順位につけ
偏差値に関係なく校風や環境で学校を選び
新たな人生を自ら切り拓いていきました。
今後の成長に期待しています。